2023年10月04日

子どものうちから大切に!大黒柱の6歳臼歯


 


こんにちは。翔歯科からの歯科情報配信です。

秋の楽しみといえば、

赤や黄色に色づく紅葉ですね。


 


紅葉をつける木々のなかでも

『ケヤキ』の紅葉には個体差があり、

赤、黄色、橙と、

3つの色を楽しむことができます。

同じケヤキでも色が違うのは、

遺伝によるものと言われています。


 


ケヤキは家づくりの際、

大黒柱に使われるほど丈夫な木ですが、

実は、お口の中にも

大黒柱のような歯があります。


 


今日は、子どものうちから大切にしたい

お口の大黒柱、「6歳臼歯」のお話です。


 

 

 

 


◆6歳臼歯はこんなに大切!


 


『6歳臼歯』とは、

6歳ごろに生える奥歯で、最初の永久歯。



 

 


この6歳臼歯が生えることには

とても重要な意味があります。


 


まず、強い咀しゃく力が備わることで

だ液の量が増えます。


 


だ液には食べものの消化と、

その吸収を助ける作用のほか、

お口の中をきれいに保って

むし歯や歯周病を予防するなど、

重要な役割を持ちます。


 


また、よく噛むことで

だ液の分泌量が増えます。


 


強い咀しゃく力を持つ6歳臼歯

子どもの健やかな発育のためにも

大切な歯なのです。


 

 


さらに、6歳臼歯は、

他の永久歯が生えてくる際の

目印にもなります。


 


6歳臼歯はお口の健康維持や、

子どもの発育・発達にも影響することから、

まさに大黒柱のような存在と言えます。


 



 

 

 

 


◆6歳臼歯の弱点はむし歯!?


 


大切な役割を持つ6歳臼歯ですが、

重要な弱点があります。


 


それは、むし歯になりやすいということ。


 


奥に生えてくる6歳臼歯は、

普通に歯みがきしていると

歯ブラシが届きません。


 


さらに、

生え始めは歯ぐきに覆われているため、

歯ぐきとの間に汚れが溜まりやすいのです。


 


そのうえ子どものころは、

乳歯と永久歯が

お口の中に混ざって生えているので、

非常に歯が磨きにくい状態。


 

 


そのため、

むし歯になるリスクが格段に

上がってしまうのです。


 



 

 

 


また、先ほど述べたように、

6歳臼歯は歯並びや

かみ合わせの基本となる大黒柱です。


 


むし歯などで失ってしまうと

さまざまな悪影響を及ぼす可能性があるので、

しっかり守る必要があります。


 

 

 

 


◆仕上げ磨きで6歳臼歯を守る!


 


6歳臼歯をむし歯にしないためには、

仕上げ磨きが大切です。


 


6歳といえば、小学校に入学し

自立を促す時期です。


 


しかし、まだ自分で完璧に

歯みがきすることは難しいので、

保護者が丁寧に磨いてあげましょう。


 



 

 

 


6歳臼歯は乳歯の奥から生えるので、

気がつかないこともあります。


 


6歳が近づいてきたら、

お口の中を注意深く観察し、

生えてくる6歳臼歯を

早めに発見してあげることが大切です。


 


適切に処置を行うためにも、

定期的に歯科医院で診てもらい、

経過観察をしていきましょう。


 

 

 


翔歯科クリニック
〒890-0073
鹿児島市宇宿1-53-12
TEL:099-254-0154
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2023年09月06日

むし歯を放置するとどうなるの?




 


こんにちは。翔歯科からの歯科情報配信です。

9月29日の十五夜には、

お団子を食べる方も

いらっしゃるかと思います。


 


十五夜にお供えするお団子は

月を見立てて作ったもの。


 


その年、

お米が無事に収穫できたことへの感謝

込められているそうです。


 


さて、秋には美味しい食べもの

たくさん出てきますが、

歯に痛みはありませんか?


 


「我慢できるから…」

「面倒だから…」


 


と、歯の痛みを放置すると、

想像以上に恐ろしい事態を

引き起こす可能性があります。


 

 

 

 


◆痛みを感じたら、ただちに歯科へ!


 


「歯がしみる」といった

症状が出ているとき、

むし歯菌は『象牙質』と呼ばれる

歯の内側にある組織まで

進行していることがほとんどです。


 


神経まで達していない状態であれば、

治療は比較的早く終わり、

金銭的な負担も

それほど大きくはありません。


 


しかし、

ここで放置すると、

いよいよむし歯菌は神経に到達します。


 



 

 

 


すると、

ズキズキするひどい痛み

襲われるようになり、

さらに、ここから治療を始めても

栄養素を運ぶ神経を取らなければ

ならないため、

歯の寿命が

確実に短くなってしまいます。


 

 

 

 


◆それでも我慢すると…


 


実は、ひどい痛みを感じているのに

我慢を続けると、

痛みがなくなることがあります。


 


しかし

「むし歯が治った!」

と思ったら大間違い。


 

 


痛みがなくなったということは、

神経が完全に死んでしまった可能性が高く、

むし歯が治ったわけではありません。


 


単に痛みを感じないだけで

むし歯菌は浸食を続け、

歯の中でどんどん細菌が繁殖しています。


 


すると、

歯の根っこの先(あごの骨の中)に

細菌の病巣ができ、

膿が溜まって、再び

ひどい痛みを引き起こしたり、

顔全体が腫れあがったりしてしまいます。


 


そして、ほとんどの場合、

この段階になると、

もう歯は残せません。


 

 

 

 


◆さらには命の危険も!


 


さらに炎症が進むと、

あごの骨が壊死しはじめます。


 


すると、

激しいあごの痛みが生じ、

骨の露出や、

皮膚に穴があくこともあります。


 


また、

炎症は骨だけでなく

目や脳、首や胸にまで広がることもあり、

ひどくなれば呼吸困難を引き起こし

命の危機に陥ることもあります。


 



 

 

 

 


◆むし歯の放置にメリットなし!


 


むし歯は

放っておいても治る病気ではありません。


 


むし歯の痛みを我慢しても、

その先に待っているのは

抜歯です。


 


違和感痛みといった

歯からのサインを感じたら

すぐに歯科医院へ行きましょう。


 



 

 

 


また、定期検診では、

歯をきれいにするだけでなく、

むし歯の有無に関する確認も行っています。


 


初期段階のむし歯を発見し

早期治療ができるので、

「一本でも多く歯を残すため」にも

ぜひ定期的に歯科にご来院ください。


 

 

 


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2023年08月04日

早めが肝心!事故などで抜けた歯を戻すための注意点




 


こんにちは。翔歯科からの歯科情報配信です。


海や山にプールなど、

お出かけする機会が増える楽しい季節ですが、

そうした場所では

思わぬ事故や怪我に

遭遇してしまうこともあります。


 


いざというときに、

慌てず迅速に対応することが

皆さんの健康を守ることに繋がりますので、

しっかりと準備を行い、

楽しい夏を過ごしましょう!


 


そこで今回は、

「もし事故や怪我で歯が抜けてしまったら

どのようにすれば歯の生存率を上げられるか」

ご紹介したいと思います。


 

 

 

 


◆抜けた歯を守るカギは
『歯根膜(しこんまく)』


 


事故や怪我などで抜けた歯

元に戻せるかどうかは、

「歯根膜を守れるかどうか」

大きく左右されます。


 


そもそも歯根膜とは、歯の根っこを覆う

0.3mmほどのとても薄い膜のことです。


 


歯を支える『歯槽骨(しそうこつ)』と、

歯の根を結びつけているほか、

食べものを噛んだり、

歯に強い力が加わったりしたときに

その衝撃を吸収する

クッションの役割も果たしています。


 



 

 


もし、事故や怪我などで

不意に歯が抜けたとしても、

この『歯根膜』が無事なら、

元の位置に戻せる可能性が高くなります。


 

 


しかし、

歯根膜は非常にデリケートなため、

扱い方を間違えると

あっという間に失われてしまうのです。


 

 

 

 


◆歯根膜が危ない!NG行動


 


歯が抜けたときに

絶対にやってはいけないこと、それは



・歯の根を持つ

・汚れを取ろうとする



この2つです。


 

 


まず、抜けた歯を持つときは必ず

歯の頭(歯冠部分)を持つようにしましょう。


 


歯の根には歯根膜がついており、

そこを素手で触ってしまうと、

歯根膜が傷ついてしまう可能性があります。


 


また、抜けた歯を

地面などに落としてしまった場合には、

汚れを取りたくなるかもしれませんが、

その際には細心の注意が必要です。


 


ゴシゴシとこすったり、

石鹸や消毒液で念入りに洗ったりすると、

歯根膜まで取れてしまいます。


 

 


抜けた歯を洗うときには、

・歯の頭を持つ

・流水で10〜20秒以内にサッと洗い流す



この2つのポイントを必ず守りましょう!


 



 

 

 

 


◆「早めの受診」は絶対条件!


 


歯根膜は乾燥に弱く、

たったの20分弱で

歯根膜の生存率は大きく低下する

といわれています。


 


そのため、抜けた歯を元に戻すには

1秒でも早い受診が必要不可欠なのです。


 

 


しかし、状況によっては

そんなすぐに歯医者へ行けない…

という方もいらっしゃるかと思います。


 


そのような場合におすすめなのが、

『牛乳』や『生理食塩水』に浸けておくことです。


 

 


一番おすすめなのは、

『専用の保存液』に浸けておくことですが、

近くのお店では手に入らない場合もあります。


 


その点、牛乳や生理食塩水は

ご家庭でも用意しやすいため、

保存液が手に入らないときには

この2つで代用しましょう。


 


専用の保存液であれば約24時間、

牛乳なら約6時間、

生理食塩水1時間程度まで

歯根膜の生存率を延ばせる可能性があります。


 



 

 

 

 


歯根膜がきれいな状態で、

なおかつ早めに受診できれば、

歯を元に戻せる確率は

それだけ高くなります。


 


歯が抜けてしまった際には、

適切な方法で歯を保存して、

可能な限り早く

歯科を受診することを心がけましょう!


 

 

 


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2023年07月06日

旅行前に要対策!突然痛む「気圧性歯痛」とは?


 


こんにちは。翔歯科からの歯科情報配信です。


7月に入るといよいよ夏本番。

旅行やキャンプ、マリンスポーツといった

レジャーがたくさん楽しめる季節です。


 


日ごろの疲れを癒やすべく、

お子さんの夏休みやご自身の休暇に合わせて、

計画を立てている方も多いのではないでしょうか?


 


しかし、そんなせっかくの「楽しみ」

突然の「歯の痛み」に悩まされては台無しです。


 


むし歯や歯周病にも注意が必要ですが、

実は『気圧性歯痛(きあつせいしつう)という、

旅行中だからこそ起こりやすい歯の痛み

が存在します。


 

 

 

 


◆飛行機に乗ると起こりやすい症状


 


飛行機が離陸する際や着陸するときに

「耳がつまる、痛くなる」といった症状が

出る方もいらっしゃいます。


 


これは、機内の気圧が変化することで、

鼓膜の内側と外側で

「気圧の差」が生じてしまうためです。


 

 


こうした

「飛行機に乗った際に起こりやすい身体の異常」は、

ほかにも「お腹が痛くなる」

「気分が悪くなる、吐き気を催す」

といったものもあり、

航空会社の案内でも注意喚起されています。


 


そして、そのなかには

「歯痛」もしっかりと紹介されているのです。


 



 

 

 

 


◆「気圧の変化」が歯痛の引き金に


 


飛行機に乗ると歯が痛む原因は、

耳のときと同じく「気圧の変化」です。


 


皆さんは、機内に持ち込んだスナック菓子が、

次第に膨らんでいくことがあるのはご存じでしょうか?


 


これは、飛行機の高度が上がって周囲の気圧が低くなると、

「袋の外側から抑える力」よりも、

「内側の押し返す力(圧力)」のほうが

強くなるためです。


 


実は、「飛行機に乗ると歯が痛む理由」も

これと同じです。


 


歯の内側には

「歯髄腔(しずいくう)という

神経の詰まった空洞があります。


 


気圧が下がるとスナック菓子の袋と同じように、

内側の圧力のほうが強くなり、

歯の痛みを引き起こしてしまうのです。


 



 

 


このような気圧の変化によって生じる歯痛を

『気圧性歯痛』といい、

飛行機だけではなく、登山やダイビングなどでも

起こりやすいと言われています。


 

 

 

 


◆楽しい旅行やレジャーの前に歯科でチェック!


 


特に、むし歯や治療中の歯は、

気圧性歯痛が発生する可能性が高くなります。


 


もし、これから旅行やレジャーへ行くにも関わらず、

治療が必要な歯や、治療中の歯を放置している方、

また「しばらく歯科を受診していない」という方は、

楽しい思い出を作るためにも、

事前に歯科で検診を受けておくことを

おすすめいたします。


 



 

 

 

 


当院では、

皆さまのお口に関するお悩みを解決できるよう

スタッフ一同、全力で治療に取り組んでいます。


 


「旅行前に治療を終わらせたい」などのご希望があれば、

精一杯サポートさせていただきますので、

いつでもお気兼ねなくご相談ください。


 

 

 


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2023年06月05日

油断大敵!磨きすぎ?「くさび状欠損」とは



 


こんにちは。翔歯科からの歯科情報配信です。

季節柄どうしても雨模様が続き、

お出かけもしにくいこの時期は、

心も身体も滅入ってしまいがちです。


 


そのようなときこそ、

ストレッチエクササイズで身体を動かし、

読書音楽鑑賞などで気分をリラックスさせ、

心身ともに健康を保つことが重要です。


 


それに加え、6月4日から10日は、

『歯と口の健康週間』でもありますので、

ぜひ「お口の健康」にも気を配ってみてくださいね。


 


さて、そんな「お口の健康」のために

欠かせないことといえば、毎日の歯みがき。


 


しかし、「薬も過ぎれば毒となる」とあるように、

歯みがきもあまり頑張りすぎると、

思わぬトラブルを招くことがあります。


 

 

 

 


◆これってむし歯?
歯がしみるのは「くさび状欠損」かも!


 


毎日きちんと歯を磨いているにもかかわらず、

「冷たいものが歯にしみる」

「歯ブラシを当てると痛い」

と、感じたことはありませんか?


 


その要因のひとつとして考えられるのが、

『くさび状欠損』です。


 

 


皆さんは「くさび」というものをご存じでしょうか?

建築などで用いられる

「V字型の部品」のことなのですが、

それにたとえて、

「くさびが打ち込まれたように

歯と歯ぐきの境目が欠損している状態」のことを、

『くさび状欠損』といいます。


 



 

 


歯の根元を触った際に段差を感じる場合、

くさび状欠損の可能性は高くなります。


 


違和感こそあるものの、

初めのうちは「痛み」や「しみる」といった

自覚症状がないため、

気づかずにそのまま放置してしまうことも

少なくありません。


 


症状が進行すると、

「冷たいものが歯にしみる」

「歯ブラシを当てると痛い」

といった症状が表れるほか、

プラークが溜まって

むし歯や歯周病になるリスクが上がります。


 

 

 

 


◆歯みがきには「いい加減」が大切


 


くさび状欠損が生じる原因として

意外と多いのが「過度なブラッシング」、

つまり、「歯の磨きすぎ」です。


 


たとえば、

・力を入れて歯をゴシゴシ磨いてしまう

・しっかり磨けるように硬い歯ブラシを使っている

・1日に何回も歯を磨く

など、特に「歯みがきに熱心な方」ほど、

その傾向に陥りやすいです。


 

 


また、「歯ぎしり」や「食いしばり」などによって、

強い負荷が加わり続けると、

その力が根元に集中して、

歯の表面に細かなヒビが入り、

くさび状欠損が生じてしまうこともあります。


 



 

 

 

 


◆くさび状欠損が大きくなる前に!
早めに受診を


 


くさび状欠損は、

歯科用の樹脂を詰めることで、

しみるのを軽減させつつ、

見た目も綺麗にすることができます。


 



 

 


しかし、ブラッシングや歯ぎしりなど、

原因となる日々の習慣を解決しない限り、

せっかく樹脂を詰めてもすぐに剥がれ落ち、

くさび状欠損が更に大きくなるばかりです。


 


そのためにも、まずは

「ブラッシング法や歯ブラシの選び方を見直す」

「歯ぎしり用マウスピースを着用する」など、

原因に対するアプローチが重要です。


 

 


歯科医院では、皆さまの症状に合わせた、

最適なアドバイスをすることができます。


 


原因や対処法についてのご相談など、

いつでもお待ちしておりますので、

症状が悪化する前に、

早めの受診を心がけてくださいね!


 

 

 


翔歯科クリニック
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